Wednesday, December 21, 2016

Fujifilm XF23mmF2.0 in Japanese Old Temple 神戸市西区如意寺

もう十数年乗っていた車をとうとう換えることになり、元々車に全く興味のない私は微塵も愛着など感じていなかったのですが、十数年の間に色々便利な機能が搭載された反面、一旦停止で自動でエンジンが切れるたびドキリとしたり、電子制御のせいなのか出だしのアクセルレスポンスが悪いのに戸惑ったりと、脳と身体に馴染むまでなかなかストレスフルです。年の瀬はただでさえ乱暴な車が増えますし、疲れることこの上ありません。一服がてら近くのお寺でシャッターを切ってきました。

神戸市西区にある如意寺は、起伏に富んだ境内に古いお堂と三重の塔が見事に配置された非常にフォトジェニックなお寺です。戦後に解体された本堂の伽藍は礎石しか残っていませんが、現存していればさぞ壮観だったろうと思います。
ちなみにこのお寺も兵庫県に数多現存する法道仙人に縁起のあるお寺の一つで、ちょうど他の地域の弘法大師や行基みたいなものですが、兵庫県に集中していることや、法師や聖人(しょうにん)ではなく、インド(天竺)の「仙人」であるとされているのがユニークです。奈良信貴山の命蓮法師のように飛鉢伝説が伝わっていたり、伝教大師が摩多羅神と共に唐から帰国したように、牛頭天王と共にインドから渡来したという伝承があったりと、どうも地元に元々存在した山岳仏教や雑密と関係があるのではないかと言う気がします。この話は長くなりそうなのでこのあたりにしておきます・・・

このお寺はもう何度も写真を撮りにきています。真夏の炎天下にXF23mm1.4Fで絞りすぎて失敗したので今回は2.0Fでリベンジです。あいにく曇天で眠くなるような空ですがチャレンジです。



All photos are taken in RAW and processed with AuroraHDR2017.

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