Wednesday, August 23, 2017

Mandōe: Candles Ceremony in Temple Guayain 兵庫県三木市伽耶院 万灯会

兵庫県三木市大谷にある伽耶院で万灯会が行われるということで、普段ほっぽらかしている先祖代々の追善供養も兼ねて行って来ました。日付にピンと来た方もいるかもしれませんが、9月23、24日は地蔵盆に当たります。生きている子どもたちの幸福と亡くなった子供たちの冥福を祈るお祭りです。うちは子供はいませんので、代わりに追善供養です。

開始時間より40分ほど早く着きましたが、案の定三脚ジジイどもが受付真横の特等席に群れをなして陣取っています。ほとんど常連で、お堂にも参らず写真だけ撮って帰るので、お寺の人たちからは煙たがられています。彼らの一人から、「正面でフラッシュ使うヤツがおるねん」と声をかけられましたが、どっちもどっちだと思います。実際仰々しく三脚据えてどんな写真を撮っているのか見てみたいものです。

追善供養というの方便で、実際のところ行事にお邪魔して撮影させてもらっているので、お寺へのお礼の気持ちと言うのが本音です。灯篭に日が灯るまで時間があるので、先にお経をあげてもらって来ました。伽耶院は天台宗なので、お経の要所で印を切ってマントラを唱えます。宗派によって儀式も違っていて興味深いです。15分ほどで終わりました。

お堂から出た頃には周りもすっかり暗くなっていて、ちょうど灯篭に明かりがついたところでした。

以下全て手持ちでの撮影です。X-T2は軽く、ノイズ耐性が高いので、スローシャッターか望遠レンズでない限り三脚は必要ありません。

XF23mm1.4F ISO800 1/85
XF16mm1.4F  ISO800 1/220
XF56mm1.2F ISO800 1/200
多分A4サイズぐらいまでならノイズは目立たないと思います。

Every photo is original JPEG Filmsimulation Velvia

Sunday, August 13, 2017

フォトエディターPicktorial (Mac only)を試用してみました

最近はX-T2の使い勝手が良いので、滅多にフォトエディターでRAW現象することもなくなりましたが、Fujirumorで少し話題になっていたので、試しにPicktorialのフリー版を試用してみました。
まずLuminarよりかなり動作が軽いです。Luminarだと私の環境ではスライダーを止めないと効果が反映されないのですが、Picktorialはスライダーを動かしている間もきちんと画像にもヒストグラムにも反映されます。これはかなりありがたいです。
RAW現象の方はLuminarに比べてかなり露出オーバー気味で、ハイライトの高いところは完全に白飛びしてしまうので、プリセットだけではかなりめんどくさいです。
Original JEPG Velvia
Luminal RAW

Picktorial RAW

RAW現象はLuminarの方が格段にできることが多いですが、JPEGの手直しにはお手軽でおすすめかもしれません。
以下プリセットFuji1-3


やっぱりオリジナルのJPEGとは雲泥の差です。
以下はLuminarのプリセットからいくつか。空が綺麗です。




Friday, August 4, 2017

Fuji X-T2 with XF14mm in Big Old Temple Himeji : 兵庫県姫路市書写山

台風が近いので撮れるうちに撮っておこうと、どうにかこうにか姫路市の書写山へ行ってきました。
姫路といえばやはり世界遺産の姫路城ですが、子供の頃からお城にはもう何度も登っているのに、書写山へは一度も連れて行ってもらったことがなく不思議に思っていました。理由は今日行ってなんとなく理解できました。途中までロープウェイなのですが、降りてから山道が長く、小さい子供にはちょっと厳しいと思います。乗り場からバスに乗り換えてお寺まで行けるのですが、ロープウェイ往復900円にバス代500円、加えて大人は入山料500円ですから、家族連れで行くとなると出費も馬鹿になりません。街からも近いお城をついつい選んでしまう気持ちも、なんとなく理解できてしまいます。
とは言え、おそらく兵庫県下では最大級の重要文化財に触れることができるのですから、お寺好きなおじいちゃんおばあちゃんは是非おちびさんたちを連れて行ってあげて欲しいと思います。できれば秋が紅葉も綺麗なのではないかと思います。今日は接近する台風のせいもあったのでしょうが、山の中は地獄のような湿気と暑さで、山道で疲労困憊した私は、案内板を見ても頭に入ってこず汗だくで何度も同じ場所をぐるぐる回ってしまうと言う体たらくでした。
宝物館のお坊さんが、「今日は人が少ない」とおっしゃってましたが、それでも参拝客が途切れることはなく、そのうち半分ほどは海外からの観光客のようでした。建物や山の雰囲気は加西市の一乗寺と雰囲気が似ているような気がしました。



Every photo is original JPEG Velvia Film Simulation.

Thursday, August 3, 2017

Fuji X-T2 with XF23mmF1.4 B/W : 神戸市西区如意寺

昨日の西脇散策がショッキングと言うのは言い過ぎですが、どうにも心に引っかかりを残してしまったので、気分を換えるべく空き時間に如意寺へ立ち寄りました。
このブログで記事にするのは初めてだと思いますが、このお寺には国指定の重要文化財の建物が三つもあって、特に三重の塔と文殊堂の造形美は見事で私は惚れ込んでいます。古寺を撮り始めるきっかけになったお寺です。
今回はモノクロで設定を変えながら撮影してきました。



Wednesday, August 2, 2017

X-T2 with XF18-55mm in Old Textile Manufacture City 兵庫県西脇市

梅雨が明けても曇天が続き、今日は久々の好天でした。地獄のような暑さですが、西脇市へ行ってきました。前回紫陽花の撮影で少し立ち寄ったのですが、町の中心部はほぼ初めてです。雰囲気はほとんど三木の旧市街と似たような、私にとって良く言えば馴染み易く、悪く言えば代わり映えはしません。三木市にも中心部に旧玉置家住宅がありますが、西脇にも旧来住(きし)家が一般開放されていて、間取りと言い、市民ギャラリーとして使われてる点と言い思わず既視感を覚えてしまいます。好き好んで両方訪れる意味はあまり無いかもしれませんが、どちらも非常によく手入れされていて典型的な播州の日本家屋を見るには良いサンプルだと思います。室内は冷房などなく、大きな窓が解放されているだけですが、驚くほど涼しいです。外の熱気がまるで嘘のようでした。
すぐ近くに播州織物工房館があるので、渋々炎天下へと繰り出します。工房館と言っても実際そこで布が織られているわけではなく、有り体に言うと服屋さんです。私が小学生の頃は、西脇市は織物の町と社会科で教わったものですが、中国からの安い製品と町の高齢化のダブルパンチで今は見る影もありません。店内に並んでいる服の柄もパッとせず悲しい気分になってしまいます。神戸のデザイン科の生徒とタイアップしているそうですが、染色や織りパターンからテコ入れしないと、スタイルのバリエーションばかり増やしてもどうしようもないと思います。神戸のアパレル専門学校よりも京都の大学から専門家を引っ張ってきた方が良いのではないかとさえ思います。江戸時代から続く伝統産業ですから頑張って欲しいです。